英語解説
2021年4月16日
英単語 competitiveを徹底解説!ビジネスでも日常でもよく使うので必見です!

“Competitive”は日常会話でもニュースなどでもよく使われる単語ですね。
「競争心がある」「競争率が高い」といった意味で、競争社会に生きる私たちには身近な言葉と言えるでしょう。
ビジネスでもよく使う単語ですね。
今日はこのcompetitiveを解説していきます。
・competitiveの由来
・competitiveの意味・使い方
それでは、分かりやすく解説していきますので、最後までお付き合いください。
目次
“Competitive” の由来

“Competitive”は「競争する」という意味の動詞“compete”から派生した形容詞です。
まずは“compete”の由来をみてみましょう。
“Compete”はラテン語の動詞“competere”を語源とします。
“Competere”は “together(一緒に)” という意味の“com”と、 “aim at(狙う), seek(捜し求める)”という意味の“petere”が合わさってできた単語で、「~を求めて懸命に努力する、~を求めて争う」という意味があります。
「複数の人が集まり何かを求めて争う」ということから「競争する」という意味で使われるようになりました。
“Competitive”の3つの意味・使い方

“Competitive”には大きく分けて3つの意味があります。
- 1. 【競争に関する、勝敗のある】
- 2. 【競争力のある、競争率の高い、勝負に勝つ能力のある】
- 3. 【競争心の強い、負けず嫌い、(何かを達成するための)努力を惜しまない】
一つずつ見ていきましょう。
【競争に関する、勝敗のある】
3つの用法の中では一番頻度が低い使い方です。意味は最もシンプルです。
例文
- Skiing, when you ski with family or friends, is a recreational sport, but the Olympic skiing is a competitive sport.
友達や家族とするスキーは娯楽として楽しむスポーツですが、オリンピック競技のスキーは競争のあるスポーツです。 - John doesn’t like competitive sports such as soccer or baseball. He prefers dance and hiking.
ジョンは勝敗のあるスポーツは好きではありません。ダンスやハイキングの方を好みます。
この二つの例文でcompetitiveは、「スポーツ」の形容詞として「競争のある」スポーツ、「勝敗のある」スポーツと説明するために使っています。
このように名詞に対して「競争に関連する」ことを修飾する用法です。
【競争力のある、競争率の高い、勝負に勝つ能力のある】
この用法はビジネスでよく使われます。
例文
- Amazon products are price-competitive.
アマゾンの商品は価格競争力がある。 - The US automobile market is one of the most competitive market in the world.
アメリカの自動車市場は世界でもっとも競争の激しい市場である。 - Our product is no longer competitive in the market.
わが社の商品はもはやマーケットで競争力がない。 - Continuous investment is a key to stay competitive.
継続的な投資は競争力を維持するための要である。
また、銀行が ”Our rate is vey competitive.” と言うときは預金の金利なら他社よりも高いことを意味し、融資やローン金利の場合は他社よりも低いことを意味します。
経営者ならanti-competitiveな企業行動には気を付けなくてはいけませんね。
Anti-competitiveとは企業の自由な競争に反する行動のことを言います。市場独占や価格カルテルといった独占禁止法に反する行為のことです。
2020年10月6日付の米国の新聞Washington Postには、このようなタイトルの記事がありました。
House investigation faults Amazon, Apple, Facebook and Google for engaging in anti-competitive monopoly tactics
https://www.washingtonpost.com/technology/2020/10/06/amazon-apple-facebook-google-congress/
和訳
下院による調査会がアマゾン、アップル、フェイスブック、グーグル社に対し反競争的な独占市場的策略に従事していると非難
このようにニュースでも頻繁に出てくる単語です。
競争は現代社会で切り離し難いものなので、ビジネス以外にも使います。
例文
- The entrance exam for Tokyo University is quite competitive.
東京大学の入学試験は非常に倍率が高い。(競争率が高い) - Obtaining the scholarship is highly competitive.
その奨学金を得るのは狭き門だ(競争率が高い) - Golf tournament for school-age children becomes more competitive compared with 10 years ago.
学生のためのゴルフトーナメントは10年前に比べて競争が激しくなっている=レベルが上がっている。
日常会話でも、“It’s so competitive!”とよく言います。
例えば、地域で人気のダンス教室に入りたいけど入れなかったとき、スーパーで無料サンプルをもらいに行ったら長い列ができていた時などに使います。
【競争心の強い、負けず嫌い、(何かを達成するための)努力を惜しまない】
最後は人の性質を表すときの使い方です。
例文
- Bob is a competitive student who studies day and night to get into a top university.
ボブは一流大学に入学するために日夜勉強を惜しまない勤勉な生徒です。 - Nancy is competitive by nature. She cannot accept the second place.
ナンシーは生まれつき負けず嫌いな性格です。2位になるなんて受け入れられません。 - Don’t be so competitive. It’s for fun and not for competition.
そんなに対抗心をむき出しにするんじゃない。楽しむためにやっているんだ。競争しているんじゃないんだよ。
人に使うときは、二つ目と三つ目の例文のように「競争力のある」という意味に加えて「負けず嫌いな」という意味が入ってきます。
もしも誰かが“Alex is a competitive worker.”と言ったとき、それは「アレックスは他の人に比べて優秀な社員だ」と言いたいのかもしれませんし、「アレックスは負けず嫌いな社員だ」と言いたい、または両方の意味を含んだ表現である可能性もあります。
そして、もう一つ。
どこにでも人より優位に立ちたい人がいるものですが、そういった人にも使えます。
例文
- A: Listen! I won the city’s art competition this year!
ねぇ聞いて!市のアートコンクールで優勝したの! - B: The “city’s” competition? I won the national competition of dance this year and last year.
“市”のコンクール?私は全国ダンス大会で優勝したわ。去年と今年ね。 - A: Wow, you are great too. I am so happy because I’ve worked hard for my art piece for a year.
わぁ、すごいわね。私、このコンクールのために1年もかけて作品を作ったの。だから嬉しいわ。 - B: Just a year? I’ve practiced dance ever since I had started walking!
たったの1年?私は歩けるようになった幼児のころからダンスの練習をしてきたわよ! - A: You are so competitive.
あなたって何が何でも人より優位に立たないと気に食わないのね
この“competitive”はいい意味では使われていないので、“他の人より優秀な”“とても努力家の”といったいい意味の“competitive”を使ってもらえるよう振る舞いには気を付けたいですね。
まとめ

今日はcompetitiveという英単語を解説しました。
まとめると、competitiveには大きく3つの意味があります
- 1. 【競争に関する、勝敗のある】
- 2. 【競争力のある、競争率の高い、勝負に勝つ能力のある】
- 3. 【競争心の強い、負けず嫌い、(何かを達成するための)努力を惜しまない】
ビジネスで使われる頻度も多いですが、日常会話でも頻出する英単語です。
意味を理解して使いこなせるようになると便利な単語ですので是非覚えてみてください。
この記事が皆さんの英語学習の助けになれば、幸いです。
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