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”R.I.P”の意味や使い方・場面を解説!使い方要注意です!

この前、友達のSNSでR.I.Pっていうのを見たんだけど、どんな意味なのかな?

”R.I.P”か~。あまり日本だと使われないから、知らない人も多いよね。
よし、今日は”R.I.P”について解説していくよ!

この記事を読むと分かること

・R.I.Pの意味・解説
・R.I.Pを使うシチュエーション
・R.I.Pの別の表現

R.I.Pの意味

R.I.Pという英語は、一番身近なところではSNSなどで見かけたことがあるかもしれません。

ずばりR.I.Pとは、“Rest in peace”の各単語の頭文字をとった、「安らかにお眠りください」という、亡くなった方に対する哀悼の意を表する言葉です。


SNSなどでフランクに使われる場合、間のピリオドが省略されて書かれていることもあるかもしれませんが、ピリオドなしの”rip”(破る、引き裂く)”とは全く別の言葉となりますので注意しましょう!

例文

① 訃報を知らせるSNSやニュースのコメント欄などで

  • He was such a great actor. R.I.P
    彼は素晴らしい俳優だった。安らかにお眠りください

② 友人との会話で

  • A: Hey, did you know the owner of our favorite restaurant has passed away last week?
    ねぇ、私たちの好きなあのレストランのオーナーが先週亡くなったの、知っていた?

    B: Oh no, I didn’t know that. I hope she rests in peace. 
    そうなんだ、知らなかったよ。安らかに眠っていただきたいね

R.I.Pの解説

繰り返しになりますが、R.I.Pは“Rest in peace”から来ています。

restは、「休む」という意味で、自動詞・他動詞・名詞として使われます。

また、「残り、余りの」という意味もありますが、rest in peaceで使われているのは「休む」という自動詞です。


亡くなった方ご自身が「休む」ので、自動詞になります。


In peaceは「平和の中で」という直訳になりますが、亡くなった方に対し、「平和のなかでお休みください=安らかにお眠りください」という哀悼の意になります。


R.I.Pのみで使われることが多いですが、その前後に

(I hope for you to) Rest in peace

の()部分が隠れていると考えると、自分から亡くなった人に対する思いを表現する語句だということをよりイメージできるのではないでしょうか。

R.I.Pを使うシチュエーションをよく理解しよう

Rest in peaceという語句は、英語圏のお墓に刻印されていることもあります。
しかし、どなたかが亡くなった際に、あくまで自分の哀悼の意として述べる言葉です。

つまり、例えば遺族の方に対し「I hope he/she rests in peace」と伝えても間違いではありませんが、亡くなった人に対する言葉であるので、大切な人を失った遺族の方にとっては、少しあっさりしたような、距離感を感じる言葉かもしれません。


日本語でも遺族の方々に対して通常かける言葉は
「お悔やみ申し上げます」
などですよね。

より心を寄り添わせる丁寧な言葉を遺族にかけるのであれば、
「Please accept my deepest condolences.」
(私の心からの弔意をお受けください=お悔やみ申し上げます)

が適切でしょう。

R.I.Pの関連語句

上記に述べた「please accept my deepest condolences」は、deepestの部分を”sincere”に替えることもできます。

Please accept my sincere condolences.

他に弔意を表す言葉としては以下が挙げられます。

“I’m so sorry for your loss.”
直訳すると「あなたが(人を)失ったことに対しとても悲しく思う」となり、同じく「お悔やみ申し上げます」の意ですが、より感情的で形式ばっていない表現です。


“May he/she be with God.” (神様のお側に)
この言い回しは要注意です。
Godという言葉を使うと、亡くなった方、もしくはあなたの宗教が関わってくるからです。

亡くなった方の宗教事情をよくわかっている、もしくはあなたが特定の神様のことを指していない限りは、R.I.P.にとどめておいた方が賢明でしょう。


“Rest in paradise” (楽園、天国で休んでね)
Peaceと同じ頭文字のPを使った“Paradise”という単語に置き換えた言い回しです。
この言い方はあくまでSNSなどで愛情をもって、堅苦しくならないように、あえてR.I.P.と略さずにParadiseと書くことで親しみを込めている言い回しです。
くれぐれも厳正なお葬式などで使わないように気を付けてください

まとめ

R.I.P. “Rest in Peace” 「安らかにお眠りください」の意味をより深くご理解いただけましたでしょうか。

使われている単語や構成はシンプルですが、とても繊細な状況で使うことになる言葉なので、正しく理解し、丁寧に使う必要があります

知っておきたいですが、なるべく使うことが少ないとよい語句ですね。

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